2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

時評:newsを伝えるメディアについて。

世間では、人々の新聞離れが懸念されています。いや、世間ではなくて新聞業界内部局地的にハナレが懸念されているそうです。「若者の活字離れは嘆かわしい!亡国じゃあ!!」という方向性ではなく、ニュースを新聞・テレビではなくインターネットで取得、活…

書評:中島祥和「遥かなるマッキンリー」

植村直己の評伝である。植村に関しては、彼が記した著作から詳細にうかがい知ることが出来る。しかし本書は、他者から見た彼の人物像を知る上で、非常に興味深いノンフィクションとなっている。 編年体で記述される彼の「冒険」を読んでみると、「冒険家」と…

日記:センセーは語る。

読書の秋が、ついついネットに嵌まってしまって、散々な連休最後の日でした。パソコンに向かってばかりだと、肩が凝ってしまうのですよね。ネットサーフィンをしていると時間の経過を忘れてしまい、いつの間にか夕暮れになっていたりして・・・。 さて、いま…

日記:神輿に乗せられた文学と思いきや・・・

実家に戻って、チビッコくんたちと遊んだり、母親の作る餃子を食べたりしてノンビリ過ごした休日前半。とても賑やかなひと時を過ごしました。地下鉄にガタゴト揺られ、誰もいない部屋に帰り着き、ガソゴソ鍵を開けると暗い室内がお出迎え・・・。とチョット…

日記:読了本?積読本?

さてサラリーマンの私で、三連休がやってきました。 「よしっ!ブログをバリバリと更新するぞ!!」と思ったのですが、このところ写真に頼りきりだったので、滅法書くことが億劫になってしまって。いや、億劫ではないのですが、書いていても文脈がおかしくな…

旅行:八ヶ岳、その二〜行者小屋⇒赤岳⇒阿弥陀岳⇒・・・⇒新宿

翌朝は五時に起床しました。予定では四時起床のはずだったので、一時間の寝坊でした。しかし、熱っぽかった身体が、爽快に快復していたのは嬉しいことです。オン・ザ・ロックよりも冷たい水割りウイスキーを飲んで眠ったおかげでしょうか? 今日の予定は、テ…

旅行:八ヶ岳その一〜新宿⇒美濃戸⇒行者小屋

最後の夏休みを取りまして、八ヶ岳方面に山登りに出かけてきました(2005年9月16日〜17日)。こちらの方面には、ここのところ毎年、合計で四回くらいやって来ています。友人に、「なんで、同じところばかり、そんなに出かけるのだい?」とよく言われますが、…

書評:J・M・バーダマン「ミシシッピ アメリカを生んだ大河」

選挙の夏が終わりましたね。 「いよいよ二大政党制が始まるぞい!」と喧伝されたのは、小選挙区比例代表制が導入された1994年。おおよそ十年前のこと。 まだまだ日本では、二大なる実感湧かざる選挙結果になりました。ひるがえって、二大政党が、岸和田だん…

アメリカを考える〜その一

アメリカ同時多発テロ(9.11)から四年目。事件について、早々に歴史として捉えてしまうことは、記憶の風化へ繋がることであり、戒めたいと思っています。しかしながら、一つの契機として、今回と次回に渡って「アメリカ」という国について考えてみようと思…

書評:J・ロルフ/P・トゥルーブ「投資銀行残酷日記」

大型台風の14号が過ぎ去りまして、海の向こうのハリケーンほどには被害をもたらさずなによりでした(被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます)。アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」。その辺りを舞台にした本をちょうど読んでいて、非常に感…

考察:アフォリズム

私の愛読する「週刊spa!」の読者対象年齢は、U35(35歳未満ということですね)ということで、ソロリソロラと限定年齢が近づいてきてしまっている私でありますが・・・。この雑誌、ときどき働く独身男性、女性の心を上手くつかむのです。 先週号の大見出…

考察:仕事ってなんでしょう?

今日は、温泉休み明けの日でした。 精神的には、「いっちょ!がんばって、火の玉の如く、がんばろう!!」という、修辞学的矛盾に満ちてはいるけれども、その心意気は買って欲しいものだよね−−−!という勢い盛んな朝の私であったわけですが。。。 −−− 仕事に…

書評:高田崇史「QED〜ventus〜熊野の残照」〜旅情ミステリとモエモ

温泉に行ってきました。 ボロくて安い宿だけど、温泉は本物だし(多分)、せせらぎの音も涼しげで、とてもよいところです。なによりも他に客が、だーーれもいなくて、温泉貸しきり状態なのが嬉しいことでした。あ、飯はあんまり美味くありません。あと独身中…