2005-08-20から1日間の記事一覧

書評:飯嶋和一「始祖鳥記」〜子供心に乾杯!

舞台は江戸天明。 童心の物語である。鳥のように空を自由に、遠くに飛びたい、という一念で巨大な凧を作りあげ、屋根から飛ぶ主人公幸吉。彼の行動は、彼自身の思惑から一人歩きを始め、周囲の人々にさまざまな波紋を投げかける。 悪政、飢饉にあえぐ民衆は…